話は、昭和44年に遡ります。
当時は学生運動の真っ只中、大学の授業がほとんどなく時間があった為、
私(弊社代表取締役の小倉)は地元の清掃会社へアルバイトに行っていました。
その会社は非常に業績を伸ばしていて、地元の友達だけでも30人以上アルバイトをしていました。
当時、他の仕事の学生バイトより安い時給で働いていた私達は、
社長に「アルバイト代を他の仕事の学生バイト並みにして欲しい」と直談判をしたのですが、取り合ってももらえず・・。
「それなら自分達でやってやろうじゃないか!」と言う事になり、
想いを共にする7人の仲間で会社を創る事を決めたのです。
それからは、会社設立に向け、7人で集まって会議をしたり、アルバイトをして資金を貯めました。
会社設立には印鑑証明が必要という事で、発起人7人全員が20歳を迎えた翌日の
昭和45年12月23日に会社が誕生します。
また、会社設立時に『大学を卒業したら会社を辞めるも自由、残るも自由』という約束をしました。
翌年の大学3年時には今の本社がある、日野に土地を購入する事も出来ました。
そして昭和48年3月31日、支払いを全て終えた銀行口座から、全額引出し7等分にしました。
出て行く人は7分の1持って行く、残る人は7分の1をまた会社に戻しました。
2人は留学、1人は役所に就職、4人が残りました。現在は私と会長(山田)の2人が残っています。
会社を興した時は景気が良い時代だったので、大学生の時に一部上場企業数社を、銀行や友人の紹介で受注して、順調に事業が成長していきまいた。
昭和52年の第二次オイルショックの時、取引先の大手企業から「退職者が沢山出るので子会社化したい」という申し出がありました。
若者感覚と勢いで作った会社というのが利点の弊社に、役員を派遣されたり資本注入をされると、
自分達の経営が出来ないと考え、お断りさせて頂きました。
当時、その会社の仕事をしていた100名近いスタッフの次の配属先を作る為にも、
官公庁や他の民間企業への営業を積極的に開始しました。
少数の得意先に頼るのではなく、お客様の数を増やしてリスク分散しようという事でした。
ちょうど日野市役所の建築が始まり、地元業者という事で受注出来たり、運もあったと思います。
昭和56年7月には今でいうM&Aをしました。
埼玉県のニュータウンビルサービス株式会社の株式を買取りました。
昭和57年には、ミニメイドサービス部門を立ち上げました。
昭和59年に、株式会社前田設備を買収しています。
昭和60年にミニメイドサービスを別法人化、現在も飛躍を続けています。
平成5年にはニュータウン建物管理から社名変更をして株式会社アコスになりました。
バブル期までは官庁関係の仕事を多く受注し、右肩上がりで成長してきました。
ところがバブル崩壊後、ダンピング競争が始まったんです。
私達は、価格競争に巻き込まれると長期的に見てマイナスであると判断しました。
そうすると当然、官庁の仕事では他の業者に入札で負けてしまう・・・。
そこで、低価格重視の官庁から、付加価値を求める民間企業の仕事へとシフトしていきました。
現在は官庁比率が15%程度に下がりましたが、将来的には民間企業100%にしていきます。
官庁の財政難は当分続くと予想されますので、更なるダンピング競争になるのは当然と考え、
民間企業であれば毎年の入札もなく、高品質のサービスを提供すれば、適正な評価を頂けます。
私達の会社は「値段は安いけど質が悪い」という事で請け負う事はしておりません。
「適正な価格を支払うので、質の高い仕事をして欲しい」
という考えのお客様が、少なくとも20社に1社はあると考えています。
その20社に1社のお客様の為に、私達は仕事をさせて頂いております。
・高品質なサービスの提供
・お客様の建物の長寿命化
・それに付随する建物に関するサービス(法定点検等)
それらのサービスを提供していく事を考えています。
弊社では毎月1回、本社スタッフ全員が集まって「破壊と創造会議」を開いています。
会社には“良いもの”もあれば“悪いもの”もありますので、
『残すもの・変えるもの・捨てるもの』という視点から議論をしています。
多数決ではなく全員が納得して決める合議制で決めているのが特徴です。
その他に週1回「いつピカ委員会」があります。
「いつもピカピカ」が当社の経営理念ですのでそれを縮めて「いつピカ」です。
将来から見て必要な仕組み作りをしています。
現場では「ありがとうカード」、「気使いカード」というものがあり、お客様からご意見を頂戴します。
「ありがとうカード」ではお客様からの感謝を頂き、
「気使いカード」では作業員同士がお互い気使いをします。
今期から建物長寿命化をする為に「発見カード」という物も導入しています。
建物に壊れたような所があると、どんな些細な事でもいいので報告してもらい、
その情報をお客様に提供し、早め早めに建物を保繕していきます。
その他にISOを取得しておりますので「品質保証委員会」を月一回開催しています。
会社の改善・未来へ向けては、
常にそういった会議の中で「未来から見て今をどうするか?」という形で開かれています。
対策が決まってからの実行力は、他の会社が真似できないくらい変わり身が早いですよ。
顧客満足に関しては毎年6月に「顧客満足アンケート調査」を行っています。
調査結果により、改善すべきところは改善しています。
今、一番求めているのは“ロイヤルカスタマー”づくりです。
長期的に「アコスじゃなきゃ」とアコスの良さを広めてくださるお客様づくりに取り組んでいます。
ビルメンテナンス業界の会社は全国に10万社、東京には1万社あると言われています。
私達は「値段ではなく質で勝負」という考え方を徹底し、未来に存続し続ける会社を目指します。
ミニメイドサービスは典型的な「高品質で勝負」という会社で富裕層をターゲットにしています。
アコスはクオリティを求めてくださるお客様をターゲットにしています。
適正な価格をいただければ私達は最高のクオリティを提供します。





